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  • 執筆者の写真工藤 茜

【5分でわかるヘルスケア】西洋医学と東洋医学

更新日:2023年6月22日

 薬膳を身近に感じてもらえるブログを書こう!と思ったものの、まずは焦らず基本から。今回は「西洋医学と東洋医学」をサクッとご紹介します。

※前提として、東洋というと広くはインドやイスラム圏も含まれますが、ここでは「中国伝統医学」=「東洋医学」と表現させていただきます。


西洋医学の特徴

 西洋医学は土台に固定して転ばない=健康な身体を作ると表現されます。

 採血や画像診断などの検査データを元に、正常と異常を区別します。異常には病名が付き、薬や手術、食事や生活の制限をして正常に戻す、または近づけます。


 数値化されたものを元に目にみえる形で治療を進めていくので、医療チームの全員が状況を共通認識しやすく、患者さんにもわかりやすい特徴があります。

 一方で、数値として改善が難しくなってしまうケースでは指標の有効性が弱まるということ。また、患者さんがどんなに体調が悪くても、症例の少ない病気は見つけにくく、患者さんの苦痛緩和がしづらいこともあります。


東洋医学の特徴

 東洋医学はシーソーや起き上がり小法師のようにバランスを維持しながら、転ばない=健康な身体を作ると表現されます。

 東洋医学には正常という基準はなく、四診と呼ばれる観察から本人の体質を評価し、バランスを促します。「なんだか調子が悪い」=「未病」という状態から明らかな疾患までグラデーションであり、自分の持つ力を高め「体質改善」をしていくためオーダーメイドの治療が特徴です。

 一方で、医師見立てが治療指針になることが多く、患者さんに共有できる明らかな指標がないところが難しい点です。


日本での歴史

 東洋医学は奈良時代に唐から伝来し、江戸時代には隆盛した歴史を持つものの、明治時代「富国強兵」の煽りを受けて西洋医学に注目が集まり、1874年から医師免許の制度が始まってからは正確性と外科的治療の有効性が優先され、現在の西洋医学の発展につながります。

 しかし、そんな中でも1987年には日本東洋医学会が正式に登録され、2006年には日本東洋医学専門医が認定されました。現在、全国に1999名の専門医がおられるようです。(2023.5.3日本東洋医学会ホームページより)


どっちがいいの?

 ズバリ、併用することで両方のメリットが発揮できます。


ヘルスケア指数ランキング世界一を2年連続獲得している「台湾」(2020年、統計ウェブサイト「Numbeo」による調査)を例にご紹介します。

 台湾は中国との関わりも深く、元々東洋医学のノウハウを持っていました。日清戦争後、日本が植民地化してライフラインを整備。そんなアジアの文化も持ちつつ、現在はグローバルな性質を生かして医学分野の欧米留学も盛んだそう。台湾の病院では西洋医学の分野が並ぶ中に、漢方や鍼灸など東洋医学の診療科もあります。末期がんなど西洋医学だけでは治療の難しい病の治療で患者さんが訪れます。


 日本にも広まっていくことを願います。


まとめ

 いかがでしたか?

 西洋医学は正確性が魅力。東洋医学は数値に囚われないオーダーメイドな特性が魅力。双方のメリットを掛け合わせるとで医療は向上します。


 今回ご紹介できなかった、四診や未病についても今後書いていきますね。


 ご興味のある方は通いやすい場所の医療機関を検索してみてください。(※すでに医療機関で治療中の疾患の治療は必ず主治医にご相談ください。)


 最後までお読みいただきありがとうございます。



参考文献

・「基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書」株式会社ナツメ社

・仙頭正四郎著「東洋医学 基本としくみ」」株式会社西東社

・日本東洋医学会ホームページ

・Taiwan Todayホームページ



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